アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは

肌をかく子供

アトピー性皮膚炎とは、言わずと知れた皮膚の疾患です。

いま、子供の4人に1人はアトピー性皮膚炎だと言われています。昔は子供の病気と言われていたこともあります。確かに大人になると治る人もいますが、治らない人も大勢いるのが事実です。

 

アトピーはよくなったり悪くなったりを繰り返す疾患ですが、その原因は主に2つに分けられると考えられています。

アレルギーを起こしやすいことと、肌が非常に乾燥しやすいことです。

 

アレルギーの原因となるものは、食品からダニ、ほこり、などさまざまなものが考えられます。
肌には皮脂でできた天然の保護膜があり、雑菌から肌を守る役目があります。ところが、非常に乾燥した肌の上には皮脂が少ないために、雑菌からの侵入を許してしまうのです。その結果、痒みが発生し、痒い場所を掻くことで肌が荒れ、もっともっと雑菌が侵入してくるのでまた痒くなる、といった具合に悪いサイクルになってしまいます。

菌

そうして、肌の状態は、ぶつぶつができたり、硬くなってしまったり、かさぶたができたりしてしまいます。

 

このサイクルを断ち切るためにも、薬のほかに、
掻き過ぎないこと、爪を長くして肌に傷がつかないようにすること、保湿をしっかりすることを心掛けること
が望ましいでしょう。

アトピーはかつては原因も症状も不明なことだらけだった

アトピーという言葉の由来は、ギリシャ語のきわめて普通でない、というatopiaが語源となっています。
英語では、Atopic Dermatitisと書きますが、Dermatitisは皮膚炎という意味です。

 

アトピー性皮膚炎という名称がつかわれるようになったのは1900年代初期のことで、長年、その原因も症状も明らかにはなっていないことだらけでした。現在では、先天性の皮膚過敏症の一種として考えられています。
先天性というのは、兄弟や親にアトピー性皮膚炎の人やなんらかのアレルギーを持っている人がいる場合にアトピーになる確率が高くなるといわれています。このような体質の人は、鼻炎アレルギーなど、いろいろなものに対するアレルギー反応を起こす素因を持っており、また、皮膚が乾燥しやすい体質にあります。体外からの刺激を受けて、免疫反応が過剰に起こるため痒みやかぶれが出現してしまうのです。

 

ちなみに、アトピー素因を持っていても、必ずしも発症するとは限りません。

発症していない人もいますが、なぜなのかは分かっていないようです。アレルギーの原因となるものは、食物からダニや汗など多岐にわたるため、知らないうちに悪化させてしまっているということもあるため、自分のアレルギーを調べておくことが大事だと言えます。